『gokusen極鮮』vs『ヘルシオ』真空ミキサー比較&レビュー
前回のブログ『「真空ミキサー『gokusen極鮮』と通常ミキサーの比較&レビュー』では、テスコム(TESCOM)の真空ミキサー『gokusen極鮮』(TMV2000VT)をゲットして、普通のミキサーとの比較を行ったのですが、今回は、シャープ(Sharp)の真空ブレンダー『ヘルシオ』(EM-SB1(A))との比較を行いたいと思います。
真空でスムージーを作ることで得られる鮮度や栄養価の違いは前回のブログで書いたので、ここでは機能・性能の違いを中心に比較していきたいと思います。
ちなみに、『真空ミキサー』=『真空ブレンダー』なんですが、テスコムは『真空ミキサー』、シャープでは『真空ブレンダー』と、会社によって呼び方を変えているようですね。
目次
真空ミキサー『gokusen極鮮』と通常ミキサーの比較&レビュー
※真空ブレンダーの販売は他のメーカーで続いているようですが、シャープの真空ブレンダー『ヘルシオ』・テスコムの真空ミキサー『gokusen極鮮』の販売は、共に終了しているようです。
1.『真空マシュマロ』比較!
前回はまず最初に、『真空』を体感するために『gokusen極鮮』でマシュマロを使って実験をしたのですが、今回は『gokusen極鮮』と『ヘルシオ』を使って、同じようにマシュマロでの『真空体感実験』=『真空マシュマロ』比較をしてみました。
前回の動画では、マシュマロを一袋(110g)入れて実験したのですが、今回は色々なマシュマロも混ぜて試してみよう!と思い、種類はたくさん入れたのですが(ホワイト・紅茶・3色)、目分量で入れたため少し前回より少なめになっちゃいました。ですので前回ほどギリギリまで真空状態になってるようには見えないのですが、それでもやっぱりこの事件は真空を目で見るには、わかりやすいですよね。見てるだけでなぜか、気持ちよくなっちゃいますw
そんなわけで、この実験ではどちらもほぼ同じ時間で真空状態になりました。
ちなみにこの真空にした容器の中は、エベレストの頂上と同じ気圧(0.3気圧)になってるそうです。こうすることで酸素が限りなく少ない真空状態となり、野菜や果物の酸化を防ぎ、鮮度が保たれた状態の美味しいスムージーが作れるんですね。
マシュマロのビフォーアフター
マシュマロに一度真空状態を体験させると、こんな風に縮こまっちゃいます。完全に霜焼け状態ですねw
2. オレンジで比較
前回はスイカを使いましたが、今回はオレンジで。
今回は小さめのオレンジだったので、3個約333g × 2(6個)を 用意し、『gokusen極鮮』(TMV2000VT)と『ヘルシオ』(EM-SB1(A))に分けていれ、前回同様素材のみの反応を見たいので、“オレンジのみ” で実験しました。
真空にかかる時間は、ほぼ同じで30秒ほど。真空〜攪拌までにかかる時間は、両方自動で行なった場合、『ヘルシオ』は120秒。『gokusen極鮮』は何も設定しなければ60秒ですが、10秒〜120秒まで、10秒単位で設定できます。
できた “オレンジ100%スムージー” は、見た目(色)・滑らかさ・味、どれも差はなく、ただただ美味しい、超濃厚スムージーでした。
ほんと濃厚。ちなみにこの写真は普通のミキサーとの比較した時のです。(通常ミキサーとの比較&レビューはこちらを見てください。)
動画に詳細もありますので、ぜひこちらも見てみてくださいね!
3. スペック比較
『gokusen極鮮』と『ヘルシオ』の仕様・寸法
製品名 | 『gokusen極鮮』 | 『ヘルシオ』 | コメント |
---|---|---|---|
商品画像 | ー | ||
真空までの 時間 | 約30秒 | 約30秒 | ほぼ同じ時間でした。 |
本体サイズ | W 26.3cm / D 19.5cm / H45.9cm | W 16.8cm / D 28.9cm / H35.1cm | 『gokusen極鮮』の方がだいぶ大きいですね。『ヘルシオ』の方が高さがないので、置き場所には困らなさそうです。 |
重さ | 約4.6kg | 約3.4kg | やはり『ヘルシオ』の方が軽いです。 |
攪拌時間の 設定 | 10秒〜120秒 (10秒単位) | 120秒 | 『gokusen極鮮』の方が細かく設定できます。 |
回転数 | 約7100回/分 | 約15,000回/分 | ちょっと以外。『ヘルシオ』の方が多かったんですね。 |
消費電力 | 310W | 450W | 回転数が違うのは、ここが違うからなんですね。少ない方がお財布には優しいと思うので、ここでは『gokusen極鮮』に軍配。 |
カッター | 6枚刃 | 6枚刃 | やはり普通の4枚刃と比べると、細かくなるのが早いと思います。 |
ボトル容量 | 1,500ml | 1,500ml | 1,500mlあれば十分ですよね。 |
保存容器 | ○ | ◎ | 『gokusen極鮮』はドリンク用のみですが、『ヘルシオ』はドリンク用以外にも、S•M•Lの保存容器があるので、使い勝手はよいです。 |
保証期間 | 1年間 | 1年間 | これは普通ですよね。 |
価格設定 | △ | ◎ | 『ヘルシオ』の値段、お手頃とまでは言えないでしょうが、真空ブレンダーでこの値段なら買いかな。『gokusen極鮮』は家庭用としては少々お高く感じるかも。 |
現在の価格 | Yahoo!ショッピング楽天市場Amazon | Yahoo!ショッピング楽天市場Amazon | 『gokusen極鮮』と『ヘルシオ』では約4万円の差がありますので、家庭用としては『ヘルシオ』が優勢かもしれませんね。ちなみにこちらのリンクからなら、新鮮スムージーセット付き! |
※真空ブレンダーの販売は他のメーカーで続いているようですが、シャープの真空ブレンダー『ヘルシオ』・テスコムの真空ミキサー『gokusen極鮮』の販売は、共に終了しているようです。
4. 気になった点
4-1. 高さ
本体サイズ、『gokusen極鮮』は45.9cm、『ヘルシオ』は35.1cmとなってますが、上部が可動するので、その高さを測ると、
『gokusen極鮮』は約14cmアップの約59.8cm、
『ヘルシオ』は約10cmアップの約45.0cm、
となります。
これを知らないと購入後に、置けたはいいが使えない!ってことになりかねないので、要チェックです。
4-2. ドリンクボトル
ドリンクボトル(タンブラー)なのですが、それぞれメリット、デメリットがあります。
メリット
『gokusen極鮮』:400mlの持ち運びしやすいサイズで、二重構造にもなっているので冷たさがキープできます。
『ヘルシオ』:700ml入れられるので保存するには便利で、底が広いため洗いやすいです。
デメリット
『gokusen極鮮』:底がかなり狭くなっていて手が下まで届かないため、洗いにくいです。
『ヘルシオ』:持ち運びできて飲むのに便利なフタははあるのですが、このフタを使うと真空ではなくなります。
写真を見てもらえればわかると思うのですが、底の直径が全然違います。左が『ヘルシオ』で右が『gokusen極鮮』です。
4-3. 保存容器
これは気になったことというより『いいやん!』って思ったことなのですが、『ヘルシオ』にはドリンクボトルとは別に3種類の真空保存できる容器があるので、例えば野菜や果物を切った状態でそのまま真空保存できる!んです。しかもこの容器、「マトリョーシカ人形」のように入れ子にできるので、一つ分のスペースしか取らない “省スペース設計” なんです!これはポイント高いですよね。
ちなみにこの真空保存容器、かなり使えるので毎日使ってるのですが、やっぱり野菜とかの持ちが全然違います!ね。ですので母親にも進めたのですが「ミキサーは別のものがあるしいらん!」とのことだったので、真空保存容器だけでも。と思い、ヘルシオとは違いますがフォーサ(FOSA)の真空容器をあげたのですが、気に入ったようで毎日使ってるそうです。
5. まとめ
比較してみて感じたことは、性能面では正直あまり違いはありませんでした。ですが『gokusen極鮮』には機能面でちょっとした工夫、例えば色で真空状態がわかったり、アラームでお知らせしてくれたりと、ちょっとした便利な機能がついているので、業務で使用できるプロ仕様、といった感じでしょうか。しかもグッドデザイン賞をとるくらいオシャレですので、お店にこれが一台あると『おおっ!』って思っちゃいますよね。
ただ、性能面での違いは感じられないため、家庭用として使うには『ヘルシオ』がかなりお得なのかな。と思います。保存容器もドリンクボトルを入れれば4種類ありますし(容器がついてないモデルもあるので注意)、普段使いにはもってこいですね。
ですので、業務用には『gokusen極鮮』、家庭用には『ヘルシオ』といった感じになってくるのではじゃないでしょうか。
それにしても『真空ブレンダー』に出会えてほんとラッキー!だったと感じてます。最近毎日 “真空スムージー” を贅沢に飲んでるのですが、今までの栄養価の約5倍!!をこれで取れてるのか。と思うと、これからの変化がほんと楽しみです!
この記事を参考にして、是非みなさんも “真空スムージー” 生活を送っちゃってくださいね!!
真空ブレンダー:現在の価格
※真空ブレンダーの販売は他のメーカーで続いているようですが、シャープの真空ブレンダー『ヘルシオ』・テスコムの真空ミキサー『gokusen極鮮』の販売は、共に終了しているようです。